人間の頭はコンピューターと違い、一度に大量の情報を記憶させることはできない。しかし、少しずつなら大量の情報を記憶させることができる。この人間の脳の特性を認識して勉強に取り組まないと、効率の悪い勉強をすることになる。
例えば、学校の中間テスト、期末テスト。だいたいどの学校もテスト1週間前からクラブ活動はなくなり、テスト週間に入る。そしてテスト当日は高校生だと1日2教科くらいしかテストはないので、昼前に学校は終わり、勉強に1日の多くの時間を勉強に割くことができる。それで、大半の人はテスト1週間前から前日まででテスト勉強をしようと考えてしまう。しかしテスト1週間前から取り組んだとしても、特に英語、数学はできるようにはならない。覚えることが大量にあるうえ、その覚えた内容を応用できるようにしなければならないため、1週間という短期間では無理なのである。英語、数学は毎日勉強して、少しずつ覚えるべきことを脳に刷り込んでいかなければならない。どんなに忙しい時でも、コミュニケーションEnglishの教科書の音読だけはするというような地道な努力が必要なのである。
余談になるが、高校はなぜ定期テストに4日も費やすのだろうか。センター試験は2日しかないのだから、学校の定期テストも2日間で終わらせるべきだと思う。生徒に勉強させようと考えるのなら逆効果で、試験当日は午後までびっしりテストがあった方が、生徒は日々の学習を大切にすると思う。
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