アメリカに3年いれば、日本で英語がどんなに不得意だった人でも、3年後には英語が聞こえるようになり、話せるようになっているだろう。だから留学するのが英語を修得する一番の近道といえる。しかし、大学受験生にはそんな時間もないし、費用もない。にもかかわらず、大学受験の共通テストでは、リスニングでかなり高度なものまで出題される。帰国子女に圧倒的に有利である。帰国子女は英文読解や英文法の面ではそれほど日本の海外経験のない高校生と変わらない。ところが、話したり聞いたりする能力は圧倒的に高い。これは日常で英語を話したり聞いていたりしていたから当然である。
大学受験生が日本にいながらリスニング能力を高めるには、オーバーラッピングが一番良いと思う。ネイティブの話す英語の音声に合わせて同時に自分も話すやり方である。テキストの英文を見ながら何度も練習して、ネイティブと同じ速さで英語が言えるようにしよう。ネイティブと同じ速さで言えるようになれば、ネイティブの英語も聞き取りやすくなります。自分の読むスピードが遅い間は、聞き取ることはほぼできません。
さらに上級を目指すなら、シャドーイングをするといいです。テキストの英文は見ないで影のようについて話すやり方です。これは同時通訳になる人が勉強するやり方です。
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