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執筆者の写真jukucho

英語長文問題の勉強の仕方

更新日:2020年3月6日

 英語の長文が読めなくて苦しんでいる大学受験生にぜひ読んでほしいことを書きます。

 まず一つ目は、長文を読むには文法の知識が絶対に必要であるということ。単語の意味を適当につなげて意味を解釈している人は永遠に長文が読めるようにはなりません。受験まであとわずかになっている高3生、浪人生でも、やはり文法が不完全と思うなら文法を鍛えましょう。具体的には文法の問題集をもう一度丁寧にやりましょう。そして間違えた問題には印をつけておいて、2回目、3回目とやりましょう。受験までもう時間がないので薄い問題集を使わないと時間切れになります。これを長文読解の勉強と並行して行いましょう。

 二つ目は、単語集に出ている単語を全部覚えれば、長文が読めるようになるという考えは捨てることです。英単語は日本語と違って多義語です。文脈の中でいろいろに意味が変化します。その上、英語には比喩表現が非常に多いので、単語の意味を固定して解釈しては何を言っているのかわからないという事態になります。単語の意味は柔軟に考えるようにしましょう。一番力がつくのは、紙の辞書を使い、その単語の例文を参照しながら、自分の取り組んでいる英文にあてはめ、意味を時間をかけてじっくり考える方法です。これは非常に時間がかかるので、非効率と思われるかもしれませんが、じっくり考えず多読、速読を繰り返すよりははるかに英文解釈の力が付きます。

 三つめは、自分の勉強した長文を3回以上は声に出して読むことです。目と口と耳を使うことで記憶に残りやすくなります。また、すらすら長文が読めるようになれば、その長文は自分のものにしたということが言えます。

 

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