英語らしい発音を習得するには音の強弱がない日本語とは根本的に違うということを認識して学習する必要があります。英語には強く読まれる語と弱く読まれる語があります。強く読まれる語は、名詞・動詞・形容詞・副詞・疑問詞・指示代名詞・否定語です。弱く読まれる語は接続詞・前置詞・冠詞・人称代名詞・関係詞・be動詞・助動詞です。例えば以下の英文。
This is my first visit to Japan.
この英文の内容語は、This, first, visit, Japan です。これらの単語を見れば言わんとするところはだいたいわかります。したがってこれらの単語を強く読むことになります。一方、機能語は、is, my, to です。これらを見ても何を言いたいのかはわからないと思います。だから、弱く読まれます。
自分で強弱をつけながら英語が読めるようになると、リスニングが難しくなくなります。ここで注意してほしいのは、単語の品詞がわかっていないとどの単語を強く読むかがわからにということです。やはりここでも英文法が必要になってきます。リスニングと英文法は関係ないように思われるかもしれませんが、実は大いにあるのです。偏りのない学習をしましょう。
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